アスベストの主な使用箇所
アスベスト(石綿)は2006年の9月から輸入、製造、使用のすべてが禁止されていますが、それ以前に建てられた建築物などには使用されている可能性があります。アスベストの使用が明らかになった場合には、解体・改修工事を行う際に工期・作業方法などにおいて法令遵守した施工が必要。そのためにも、アスベスト使用の可能性がある箇所や建材を把握しておくことは重要です。
アスベストの使用箇所と建材
アスベストは、身近なものではオーブンレンジやファンヒーターなどの電化製品、自動車のブレーキなどにも使用されているようですが、その9割以上は建材に使用されていると言われています。住宅や倉庫などでは外壁や屋根、軒裏に、ビルや公共施設などでは、梁、柱、天井、壁などに使用されていることが多いようです。
- 鉄骨の耐火被覆材、機械室等の吸音・断熱材、屋根裏側や内壁などの結露防止材としての吹付け材
- 鉄骨の柱、梁等の耐火被覆成形板
- 天井等の吸音・断熱及び煙突の断熱としての断熱材
- 天井・壁・床の下地、化粧用内装材、天井板、外装材、屋根材等の成形板
参照元:国土交通省公式サイト (https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/build/Q&A/index.html)
アスベストの使用箇所と
レベル
アスベストは、発じん性(粉じんの発生しやすさ)によって、レベル1~3に分類されます。レベル1がもっとも発じん性が高く、次いでレベル2、発じん性が比較的低いと考えられるのがレベル3です。
レベル1の石綿含有吹付け材は、3階建以上、あるいは床面積の合計が200m²以上の鉄筋構造の鉄筋構造の建築物などの梁や柱に使われたり、ビルの機械室やボイラー室などの天井や壁、学校や体育館、工場、温泉の建物などの天井や壁に使われています。
レベル2の石綿含有保温材や耐火被覆材、断熱材は、ボイラーの本体や配管、空調ダクトに使われたり、耐火被覆材として建築物の柱や梁、壁に、断熱材として屋根や煙突に用いられています。
レベル3の石綿含有建材については、建築物の天井や壁、床、屋根などに使われています。
アスベスト含有建材一覧
アスベスト含有建材の使用箇所と建材種類の一例をレベル別にまとめました。
アスベストのレベル1 |
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使用箇所:耐火建築物や準耐火建築物の鉄骨、はり、柱など 建材:石綿含有吹付け材 |
使用箇所:機械室やボイラー室などの 天井や壁など 建材:石綿含有吹付け材 |
アスベストのレベル2 |
使用箇所:建築物の柱、はり、壁など 建材:石綿含有耐火被覆板、ケイ酸カルシウム板二種 |
使用箇所:ボイラー本体やその配管、空調ダクトなど 建材:石綿保温材やケイ酸カルシウム保温材 |
使用箇所:煙突 建材:煙突用石綿断熱材 |
使用箇所:屋根(室内側) 建材:屋根用折板石綿断熱材 | アスベストのレベル3 |
使用箇所:内装材(壁、天井) 建材:フレキシブルボード・大平板等、ケイ酸カルシウム板第1種、岩綿吸音板 石膏ボード |
使用箇所:床材 建材:ビニル床タイル、フロアシート、押出成形品 |
使用箇所:外装材(外壁、軒天) 建材:窯業系サイディング、押出成形セメント板、フレキシブルボード・石綿セメント板、スレート波板、ケイ酸カルシウム板第1種 |
使用箇所:屋根材 建材:住宅化粧用スレート |
使用箇所:煙突材 建材:石綿セメント円筒 |
参照元:国土交通省の建築物石綿含有建材調査マニュアルPDF (https://www.mlit.go.jp/common/001064663.pdf)
参照元:国土交通省のアスベストの飛散性・非飛散性とレベル1~3の整理PDF(https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/asbestos/2pdf/s1-1.pdf)
アスベストは使用箇所とレベルによって除去工法や必要となる対策が異なるため、アスベスト除去の際には総合的な判断ができる専門業者に依頼するのが安心と言えるでしょう。
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*1 参照元:https://three-peace.jp/services/#asbestos_research
*2 参照元:https://www.eco24.jp/asbestosmenu/